その他・小技

〜知って得する(?)〜

★1997.12.27 現在★


●警告●

このページに書いてある記事はすべてメーカー保証対象外です。よって、これらの作業をを行った場合の結果について、僕や各メーカーは何の保証もいたしません。 また、なんらかの原因でパソコン本体・周辺機器等やデータなどを壊してしまっても、メーカー保証は受けられません。よって、これらの作業はすべて自己の責任のもとで行って下さい。


★その1.Millenniumの高速化★

  Millenniumを高速化する方法があります。「system.ini」ファイルに以下のような記述を追加して下さい。

[mga.drv]
mclk=XX

「XX」のところに任意の数字をいれます。私は66にしています。67以上にすると私のマシンでは画面にゴミが出てしまいます。まあ、この数値は各自お使いのマシンに合わせて調整してください。たったこれだけでMillenniumが速くなります。ベンチマーク結果を以下に示します。


★Millenniumの高速化★
「HDBENCH Ver2.450」使用 1024×768ドット・64K色

追加前追加後
ALL1055111316
浮動小数点1130111303
整数演算1214312146
矩形1920921450
76528347
テキスト2169925158
スクロール481646
DirectDraw66
READ(KB/s)88118796
WRITE(KB/s)40054003
CACHE(KB/s)966110000


★その2.ディスクキャッシュを制限する★

 メモリーをたくさん搭載しているにも関わらずスワップが発生してしまうということはありませんか?これは、Windows95が使われていないメモリーを自動的にディスクキャッシュにまわすことによって、物理メモリを圧迫してしまうのが原因です。 ディスクキャッシュを多くとることは理にかなっているように思えますが、ある容量以上のキャッシュ容量になると目に見える効果がなくなってきてしまいます。よって、あまりキャッシュ容量を多くとると物理メモリを圧迫してしまうので無駄が多くなってしまいます。

 そこで、そのキャッシュ容量を制限してやることによってフリーのメモリ容量を増やし、スワップを発生しにくくすることができます。スワップが発生しなければパソコンのパフォーマンスもアップします。具体的には「system.ini」ファイルの[vcache]セクションに以下のような形式で記述します。

[vcache]
minfilecache=6144
maxfilecache=10240

 「minfilecache」にディスクキャッシュの最小容量、「maxfilecache」にディスクキャッシュの最大容量を指定します。=の後の数字はKB(キロバイト)単位で指定します。ここでは最小容量に6MB(=6144KB)、最大容量に10MB(=10240KB)を指定しています。 メモリーを64MB以上搭載している場合はこの設定値のままがベストだと思います(と某雑誌に書いてあった)。ちなみに、1MB=1024KBとなりますので、知らなかった人は覚えておきましょう。

 ディスクキャッシュの容量はWindows95の「コントロールパネル」の「システム」からでもある程度設定できますが、OSR1の場合、Windows95のバグのためレジストリをいじくらない限り設定した内容がうまく反映されません。OSR2以降であればバグが修正されていますが、このように具体的な数値を設定することはできません。 よって、このように「system.ini」ファイルに直接記述してしまった方が簡単で確実です。これにより、今までスワップが発生してしまうような処理でも発生しなくなるようになると思います。



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